美奈BOOこと鷹野原美奈のBOOBY日記

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zoom RSS 風樹文庫で「岩波茂雄の生涯と思想」の講演を聴く。

<<   作成日時 : 2014/10/28 13:17   >>

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10月25日の土曜日、秋晴れの青空が清々しい午後のこと。
長野に帰省中だった美奈BOOは、地元紙の長野日報で知った
講演会「岩波茂雄の生涯と思想」に行ってきました。



講師は諏訪市文化財専門審議委員を務める市川一雄さんという方。
場所は風樹文庫といって、岩波茂雄の出生地である諏訪市中洲に
ある図書館。
主催は「ふうじゅの会」です。

岩波茂雄は岩波書店の創業者なのですが、風樹文庫には
岩波書店から刊行された本がすべて寄贈されています。

中学から高校にかけて、友達の有里やゆかりと
ときどき風樹文庫に出かけては本を借りていたので、
BOOにとっては懐かしい場所。


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ただ当時のツルンとした白い建物は取り壊され、
とんがり帽子がおしゃれなレンガ色の外観に
生まれ変わっていました。



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風樹文庫の前を流れる用水路。



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用水路脇には石碑も。



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会場内のポスターは毛筆書き。
プリンタで打ち出したものと違って
いまや珍しく、丹精な筆致に思わず写真を
撮りたくなってしまいました。
小学校や中学校の頃、校内行事で見かけた
毛筆の案内やポスターは、まさしくこんな秀麗な
雰囲気で懐かしい。
教育者だった方が書かれたのかなあ、
などと想像です。




さて、うかがったお話のなかで印象に残ったところを
ちょっとご紹介。


2013年は岩波書店創業100周年という節目だったので、
岩波茂雄に関する著作が何点が出版されていて、
なかで注目されるのが次の2点だとか。
戦後世代の研究者による著書というのも、
意義深いそうです。


『岩波茂雄 低く暮らし、高く想ふ』十重田裕一/著(ミネルヴァ書房、2013年)
『岩波茂雄 リベラル・ナショナリストの肖像』中島岳志/著(岩波書店、2013年)



特に中島岳志さんがとらえた岩波茂雄像について、
講師の市川さんは共鳴するところが大きいようで
「リベラリストであり、ナショナリスト。デモクラシーに基づく
ナショナリストである」と、繰り返しお話されていました。

岩波茂雄は、明治天皇の赤子であることを自認し、
また自負していたこと。
五箇条の御誓文がデモクラシー国家のの礎になったと
信ずる人であったこと。

こういった思想信条について、BOOははじめて知りました。

そもそも岩波新書を昭和13年に刊行しはじめたのは、
日中戦争を何とか防ごうとしていたからだとか。
日本は中国を見下しているが、もとより日本文化は
中国から多大な影響を受けている。中国理解を深め
ための本を世に送り出したかったのが理由でした。

 * * * * * *

講演会場にいらっしゃるのは圧倒的に白髪の御方ばかりで、
BOO世代はワタクシひとり。
でも郷土の人々が、良書と評価される本作りをしている出版社を立ち上げた
人物に対して、強い誇りを持っていることを感じられました。


帰りがけ、風樹文庫の子どもの本コーナーでは
読書でもなく勉強でもなく、ゲームに興じる中学生と
おぼしき男子3名の姿が。
まあ、子どもの居場所が何かしらあるのは
いいことかな。



ご案内)
●11月1日(土)午後1時半
風樹文庫講演会 国語辞典ははたして進歩しているのか?
国語辞典編纂者・日本語学者 飯間浩明
●11月15日(土)午後1時半
風の樹講座 深山の妖精「ミヤマシロチョウ」からのメッセージ
チョウから「生物との共生」を考える
茅野ミヤマシロチョウの会 福田勝男

場所はいずれも、信州風樹文庫

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